Diary

かえる カエル 蛙


今日からキリスト教保育連盟東北部会の総会・研修会のため福島県の穴原温泉に来ています。今回講師としてお迎えした十文字大学の上垣内伸子(かみがいちのぶこ)先生の講演は昨年広島で開催された夏期講習会の時にもお聞きし、とても心に残ったこともありいらしていただきました。今回の講演は広島の時と内容が全く違っていていたのですが、またしても、とても楽しく、しかも、すぐにでも保育現場で生かせるような内容で90分の講演2コマがあっという間に過ぎてしまいました。その中でとても面白かったのが、「かえる カエル 蛙 ワークシート」というテーマでした。日本には“トノサマガエル”や“アマガエル”“ガマガエル”など数十種類の“蛙”がいるようですが、実在する両生類の蛙ではなく、“???のかえる”を参加者それぞれが考え、そのかえるの鳴き声や色、住んでいるところを書き出すということでした。すると、かんがえる、振り返る、立ち返る、そっくり返るなど、面白いかえるがたくさん登場するのです。これは子どもたちと関わる上で重要な感性や創造性・想像性が要求されるような気がするのですが、僕はこのようなことを考えるのは嫌いではないと思っていたのですが、園長先生たちの中から“何でも買える”とか“奥さんを変える”など笑ってしまうカエルが登場することに、子どもたちと関わっていると、園長になっても子どものような感性を失っていないことを感じさせられました。
 さて、そんな研修会から帰宅し、金曜日の夕刊を開いてみると、東京都などでは子どもの声がうるさいということから、保育所建設に反対が相次いでいるという記事が目に入りました。研修会で子どもたちの素晴らしさを学んできたのに、それを否定しているかのような記事にとても複雑な気持ちになりました。
2015年05月22日(金) No.1558 (園長日記)

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