Diary

バレバレ


今朝出勤すると、日曜日(たった一日)、子どもたちが登園しないだけで、花壇のイチゴの多くが見事に赤く色づき食べ頃になっているではありませんか。そんなイチゴに気づかないはずはないと思っていたのですが、案の定、3歳児の子どもたちがイチゴの誘惑と食欲に負けたらしく、美味しそうな実をもぎ取り大切そうに握っているところをクラスの子どもたちや5歳児の子どもたちが見つけ「園長先生、⚪︎⚪︎ちゃんたちがイチゴとってたよ!」と報告しに来るのです。するとイチゴを手にした数人が僕のところへやってきて「とってないよ!落ちてたんだよ」と言い出します。そこで、叱ったり怒ったりすることなく「食べたかったんだよね!?でも、他のお友達も食べたいと思うから、聞いてから取ってね」と話すと、それまで落ちていたイチゴを見つけたと言っていた子どもたちが「うん」と返事をするではありませんか。何としても食べたいと思って摘んだ実を返してもらい誰かにあげることも変なことですので、「じゃあ、今度からはちゃんと聞いてから取ってね!今日は特別食べていいよ」と話すと大切そうに握っていたイチゴを洗い嬉しそうに頬張っていました。また、先生たちにお願いされたわけでなく、自主的に自分たちの植えた野菜の苗に水をかけていた数人の5歳児の女の子たちに「お水をかけてくれていたから、ご褒美!」と声をかけ一粒ずつ手渡して食べてもらったのですが、あまりの突然の出来事に驚きながらも「えっ、いいの!?やった〜」といって水道に走り洗って食べていました。そんなこともあり、今朝たくさんあった赤いイチゴはあっと言う間になくなってしまいました。それにしても、3歳児と5歳児とでは行動が違うことはもちろん、話すこと(言い訳)がバレバレなことに笑ってしまいます。
2015年05月18日(月) No.1553 (園長日記)

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