Diary

自然とのふれあい


何日間もまとまった雨が降らず、園庭も園庭の畑もすっかり乾燥してしまっています。そんな畑で今年度も野菜を育てるため、柴田農林高等学校に苗を購入しに、M組の子どもたちをバスに乗せて出かけてきました。前もって注文していたこともあり、バスが到着すると担当の先生が苗を運んできて、どれが何の苗か質問しながら説明してくださったのですが、子どもたちは、先生が驚くほど苗の種類を的中させるので、学生たちに向かって「おい!お前たちよりわかってるぞ!大丈夫か?」と叫ぶほどでした。こんな風に5歳児が苗の種類を理解しているのはこれまでの経験値からくるものであり、教え込まれた知識とは違ったもの!そう思うと何だかとても嬉しいことであり、園長として“鼻高々”でした(^<^)。
 さて、同様に園庭のあちこちに現れる様々な生き物を捕まえるために、連日カップや砂遊び用のバケツやシャベルを手に穴を掘ったり、石をどかしたり、丸太の山を登ったりする子どもたちが大勢います。そして、今日もたくさんの“山蟻”や“ダンゴ虫”が捕えられ、カメの餌となりました。ところが、そんな中で、絶対にカメの餌にならずに済む虫がいました。まずは、メスのクワガタムシ、数年ぶりに見た“おけら”、そして、“カナヘビ(小さなとかげ)”たち。この数種類の生き物たちは子どもたちにとって特別なものと判断されているから生きながらえることができたと言うこと。そうでなければ・・・。恐ろしいことになってしまっていたことでしょう。ところで、この虫たちを見つけ出すのは、やはり5歳児がほとんど。今日もM組のS君やR君が中心となってみんなを魅了していましたが、こんな風な姿に小さなクラスの子どもたちが憧れ、真似していくことで経験値が増え、知恵や知識につながることになります。自然に(動植物に)触れながら心身ともに豊かに育って行って欲しいと思いますが、来週は5歳児の恒例行事となった「味噌造り」再来週は全園児が「羊の毛刈り」を楽しむ行事が予定されています。その全てが子どもたちの成長に繋がってくれることを願います。
2015年05月15日(金) No.1552 (園長日記)

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