Diary

開花


先週、園庭の桜の枝先がピンク色になってきたと思っていたら、今日の日中の暖かさにほとんどの木が一気に淡いピンク色の花を咲かせ始めました。子どもたちはその桜を見ながらいつも以上に楽しそうに遊んでいるように感じました。そして、保育園では今日、全園児が二階ホールに集まり、イエス様の復活を祝う“イースター礼拝”を守り、かなり年代物のスライドを見てイースターの意味を知り、その後、イースターエッグ作りやイースターエッグ探しをしたりして過ごしました。チューリップや水仙、桜に梅、パンジーにビオラといった花々によって彩られたこの季節の園庭は見ているだけで心が和みます。今朝、そんな園庭に早くもカエルやアリが現れていることに気づかされ、命の躍動感を再認識することができました。今週末ころからは、大河原町が誇る一目千本桜を見るために訪れる多くの観光客で町は渋滞が始まり、白石川の河川などは賑わうと思いますが、冬の寒さを耐えしのぎ見事な花を咲かせた自然の力(桜の花)を愛でたいものです。
 冬を耐えたと言えば、メジャーリーグの中でも名門中の名門であるニューヨークヤンキースでの21億円という破格の年俸を蹴り、年俸4億円の古巣、広島カープでプレーすることを選んだ、黒⚪︎博⚪︎投手の座右の銘だという「耐雪梅花麗」(雪に耐えて梅花麗し)が頭に浮かびます。この漢詩は西郷隆盛が詠んだのだそうですが、「梅の花は、寒い冬を耐え忍ぶことで、春になれば一番麗しく咲く」という意味で「苦しまずして栄光ない」という考えだそうで、何事も一生懸命に取り組めばいつかは開花するということでしょう。さて、自分は何に一生懸命になっているでしょうか・・・。年度が始まったばかりの今、もう一度自分の生活を見直し、なんらかの花を咲かすことができるように努力したいと思います。
2015年04月06日(月) No.1527 (園長日記)

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