Diary

Invitation


いつもは職員室で給食を食べていますが、卒園してしまうと保育園で給食を食べることができなくなるN組・M組の子どもたちが、「園長先生、一緒に給食食べよう」と誘いに来てくれました。こんな嬉しいお誘いを断る理由はないので、一昨日からランチルームで子どもたちと一緒に食事をしていています。一昨日はN組、昨日はM組、そして今日は、「ねえ、園長先生、明日はNたちと一緒に食べて」と二日続けて誘ってくれたT組のNちゃん、A君と一緒にたべたのですが、今日の給食のメニューの中に、先日のお祝い会の劇で僕が演ずることになった、ある食材が入っていました。そこで、隣に座ったA君に「ねえAちゃん、これなんだかわかる?」と聞いてみたところ、疑うことも、笑わせようとするわけでもなく、「た⚪︎し!」と間髪入れず答えたのです。“もしかしたら”tいう思いはあったものの、まさか「た⚪︎し」と即答するとは・・・。これには担任のN先生も大笑いしながら食事をすることができました。
 さて、僕にとってはこんな風にランチルームで食事をすることは本当に稀なことですが、反対に先生達が職員室で給食を食べるとなるともっと確率が低いことです。ところが、年度末のこの時期だけは新年度に向けた準備をするため先生たちが職員室で給食を食べることができます。何しろ普段は子どもたちと一緒に食べているため、味わって食べることなどできず、食べるというよりも飲み込むという表現が適切な食事だったり、未満児クラスなどはせっかくの給食がすっかり冷えてしまっていたりすることは日常茶飯事。そんなこともあり、昨日・今日は子どもたちと離れ、しかもいつもいる園長がいない職員室だったので暫くぶりにゆっくり温かい給食を食べられたことでしょう。日本の保育者は、子どもたちの身体に合わせた椅子やテーブルで食事をしたり、抱っこやおんぶをすることによる腰痛となかなかトイレに行く時間がないことにより膀胱炎に悩まされることが多く、そこに早食いという有難くない特徴が身についてしまいます。今年度も残り2日、もし、また子どもたちが誘いに来てくれたなら喜んでランチルームに出かけたいと思います。
2015年03月27日(金) No.1519 (園長日記)

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