Diary

からすのだいくさん!?


「だるまちゃんとてんぐちゃん」(だるまちゃんシリーズ多数あり)「どろぼうがっこう」「とこちゃんはどこ」などの作品で有名な日本の絵本作家、かこさとし氏。その中でも僕が好きな絵本に「からすのぱんやさん」という有名な本があります。お話の内容は、からすのまちのいずみがもりにある、からすの夫婦が切り盛りしている“からすのぱんやさん”の話なのですが、オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃんという四羽の子育て真っ最中ということもあり、パンが焦げてしまったり半焼けだったりで売れ行きがあやしくなっていきます。ところが、この売れないパンが子どもたちのおやつとなり、それが、子どもたちの友達の子どもからすの間で評判になり・・・。こんな内容ですが、この本、よくよく見てみると、からすたちの表情や様々なパンなど見所がたくさんあり、何度読んでも子どもたちが飽きることはありません。そんなこともあり、今では「からすのおかしやさん」「からすのやおやさん」「からすのてんぷらやさん」「からすのそばやさん」とシリーズができています。
 ところで、保育園の園庭から見える鉄塔(何かのアンテナなのでしょう)にも毎日からすがやってきては仲間を呼んでいるのか「カ〜 カ〜」と鳴き叫んでいます。そのからすたちに向かって僕が「カ〜 カ〜」と返事をしているのですが、今日のからすたちはいつもと様子が違うのです。鉄塔を飛び立ったと思ったら園舎の東側にある山のてっぺんにある木に止まり何やら忙しそうに動いていると思ったら、くちばしに細い枝をくわえ鉄塔に向かって飛んで帰るではありませんか!!そうです、あのからすたちはきっと夫妻で子育てをするために家(巣)作りに一生懸命なのです。鳴き声や行動が人間に嫌われることの多いからすたちですが、彼らも懸命に生き、子育てをしていることも事実、道具を使うことなくくちばしだけで巣作りをする健気なからすたちに少し親近感がわいた気がします。そのうち、からすのだいくさんという絵本がシリーズに加わります。何てことはあるはずありません(^^;;
2015年03月12日(木) No.1508 (園長日記)

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