Diary

難しいけれど


easy openでもない缶詰を缶切りを使うことなく握りつぶし、ほうれん草を食べ、その途端に驚くほどのパワーを出すポパイ。そして、ポパイの恋人オリーブをめぐり天敵の大男ブルート(ブルータス)と争いの絶えないドタバタが繰り広げられるコメディ漫画“Popeye”。幼いころよく見ていましたが、いくらポパイが強くなったとしても“ほうれん草の缶詰”を食べてみたいと思った記憶はありません。しかも、すでに結構な時間生きていることになりますが、これまで一度たりとも“ほうれん草の缶詰”を見た事はなく、もし売っていても、幼い時と変わらず食べてみたいという気持ちにならないのは何故なのでしょう。そんな冬野菜のほうれん草もそろそろ、菜の花などの春野菜にバトンタッチする季節になります。
 ところが、保育園に限らず社会人として一年中大切にしなければならない、ほうれんそうがあります。それは、言わずと知れた報告・連絡・相談の頭文字をとった“報連相”なのですが、これが結構難しく、報告や連絡やすることをついつい忘れてしまったり、子どもたちの伝言ゲームのように内容がどこかで変わって伝わったりしてしまうこともしばしば・・・。携帯やスマホが普及し、そのようなツールを使ってならば連絡を取り合えるのに面と向かっての血の通った連絡や相談ができない人間が増えていることは間違いありませんが、少なくとも保育園はほうれん草を食べることもなく、携帯やスマホを使うことなどなくとも以心伝心できるような関係性をもった組織でありたいと思います。
2015年03月05日(木) No.1503 (園長日記)

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