Diary

忘れない!


あと一週間すると、東日本大震災から4年を迎えます。都市はすっかり再建され震災があったことすら感じさせず、昨日イチゴ狩りに出かけた津波に襲われた沿岸部にも緑が蘇り、常磐線の内陸部へ移動するための工事の槌音が響くなど、地震と津波による被害は過去のものになりつつあるような気がします。今日はキリスト教保育連盟東北部会の宮城地区委員の役員会のため、午前中は名取市の高台にあるS学院大学付属幼稚園で話し合いを終えてから出勤となりました。研修会や会議の時などは車で出勤することがありますが、その時は、仙台ー村田線を使っているのですが、S学院の場所を考えると今日は地理的に名取から岩沼へ向かい、国道4号船を南下するというルートが間違いなく早く園に着くことができると思い車を走らせたのですが、そのほとんどは震災で電車やガソリンの供給が止まりどうしようもなく自転車で園に向かったルートと重なったのです。当時、寒さや花粉に悩まされ必死に走ったルートも今では震災の爪痕は見られなくなっていますが、この道を通るたびに2011.3.11を思い出します。来週11日、地震発生時刻に合わせ午後2時46分に大河原町役場のサイレンが鳴るようですが、地震や津波によって命を失ってしまった方や未だ行方不明の方、そして、原発事故による放射能被害によって今なお苦しみや悲しみの中で生活している方々のことを考える時間にしたいと思います。
2015年03月04日(水) No.1502 (園長日記)

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