Diary

世相を反映


「出迎えは、妻のハグから犬のパグ」「沸きました、妻よりやさしい風呂の声」「ありのまま、結婚してから見せるのよ」「ありのまま、メイク落とせばどこのママ?」「妻の声、AEDより効果あり」「父だけが、LINEのグループ外されて」「妻LINE、スタンプだけで指示がくる」「休みます、LINEの文字は元気そう」。これは、すべて某生命会社恒例のサラリーマン川柳の一部です。このサラリーマン川柳は28回目なのだそうですが、毎回読んだ後、その様子を思い浮かべ思わず笑ってしまうのは、誰もがどこか共感する部分や経験したことがある内容だからなのかも知れません。それにしても、いつも感心させられるのは、時代や世相を反映しながらサラリーマンの目線でまとめてあることですが、これは、限られた文字数で文章をまとめる才能があるからであり、単に笑いを取ろうとしているのではないことは間違いないでしょう。
 さて、世の中にはこんな楽しいことばかりではなく、川崎市の河川敷で、中学一年生の男子生徒が殺害されるという悲しい事件が起こりました。この事件でもこの生徒が同級生と川柳に出てきたLINEを使って連絡を取り合っていたことがニュースなどの報道で伝えられていますが、時代の変化と共に様々なことが便利になった一方、人間として生きて行くために必要なものがどんどん失われているように思えてなりません。世界の中でも安全な国と言われている日本でも、どこかで毎日のように殺人事件が起きていることに憂いを感じます。
 今朝の新聞にスウェーデンの小中高生が模擬選挙を通して社会に感心を持つことや、子ども時代からの経験によって民主主義が培われていくことが記事になっていました。日本でもこのような教育がなされれば世の中が変わるように思うのですが・・・。
2015年02月24日(火) No.1495 (園長日記)

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