Diary

mother


数週間の慣らし保育が終わり、お母さんと離れて過ごす時間が長くなった0歳児A組のHちゃん。そんなこともあり、お母さんが仕事に出かける際、担当の先生が抱っこしてなだめても、泣いてぐずってしまう姿が見られます。そんなHちゃんの様子に本当はお母さんは後ろ髪を引かれる気持ちなのでしょうが、「じゃあ、行ってくるね。夕方お迎えに来るよ!」と言って潔くお出かけになります。そんなお母さんの姿を見ていると、「本当はずっと一緒にいたいと思っているのでしょうから、お迎えに来るまでHちゃんのことを考えながらお仕事をなさっているのだろうなあ。そして、Hちゃんもお母さんのお迎えを心待ちにしながら保育園で過ごしているのだろうなあ」と何とも複雑な気持ちになってしまいます。しかし、お母さんがHちゃんを保育園に預け、お仕事に出掛けるということは、一生懸命に保育してくれている先生達を信頼して下さっているからだと信じています。そして、今は泣いているHちゃんがお母さんと笑顔で「いってらっしゃい」ができるようになることを願わずにはいられません。
 さて、今日の午後は来年度、入園内定した子どもたちとそのご家族にいらしていただき、入園説明会を行いました。保護者の方が説明を聞いて下さっている間、お家の方と別れて過ごせる子どもたちは、説明会の会場であるホールに近い保育室で過ごしたのですが、マイクを使った担当者の説明の声と大勢の子どもたちの声が混ざる中、お子さんの泣き声が聞こえた途端、すぐに席を立ち、お子さんのところに向かうお母さんの姿に「お母さんってすごい!」と改めて思わされました。初めての集団生活に送り出す保護者の方々にとってはわからないことだらけで不安や緊張があることと思いますが、担当の先生が保育園の保育方針や持ち物の説明をお聞きいただいたことで少しでも心の準備となっていれば嬉しく思います。
2015年02月18日(水) No.1491 (園長日記)

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