Diary

一年生になったら


昨年2月28日にお亡くなりになった“まどみちお氏”が作詞し、“山本直純氏”が作曲をした童謡「一年生になったら」。昭和40年に作られ、約50年過ぎているというのに、今でもこの時期になると多くの保育所・幼稚園で歌い継がれています。そして、保育園でも、この頃5歳児クラスから歌声が響いてくるようになり、卒園が確実に近付いていることを実感させられます。
 さて、そんな5歳児のほとんどが現在、保護者の車により登降園しています。ところが、小学生になった途端、自分の足で歩いて登下校しなければならなくなります。そこで、今日は保育園から一番近い(とは言えど結構な距離)大河原南小学校へ散歩に出掛け、道すがら、信号機(横断歩道)の渡り方や道路標識についてもみんなで確認したり、校庭や授業の様子を見せてもらったりしてきました。中でも、教室での授業の様子まで見せてもらうことが出来たことは子どもたちにとって貴重な体験、緊張する時間となったようです。今まで保育園で何度も散歩に出掛けてきましたが、今日の散歩はこれまでで一番と言えるほど、目的(ねらい)が明確だったような気がします。もちろん、これまでの散歩も意味のあるものだったことは間違いないと思いますが、年齢が低い頃のお散歩は、信号や横断歩道は子どもたちが安全かつ急いで渡ることにばかりに気持ちが行きがちで、標識などにまで意識がいっていなかったことも確かなのかも知れません。そう考えると、散歩に限らず、就学間近になって慌てることがないように、子どもたちが幼い頃から様々なことに興味関心が向くように保育者が働き掛けること、またしっかりとした保育計画を立案することの重要さを再認識させられました。出来ることなら、報告を聞くだけでなく、僕も一緒に出掛け、子どもたちの様子を見てみたかったです…。
2015年02月12日(木) No.1487 (園長日記)

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