Diary

みんななかよし


昨日の新聞に、文部科学省が2018年度以降「道徳」を教科に格上げすることを公表したことが書かれていたことを多くの方がご覧になったことと思います。その「道徳」という言葉を辞書で調べてみると、ある社会で,人々がそれによって善悪正邪を判断し,正しく行為するための規範の総体。法律と違い外的強制力としてではなく,個々人の内面的原理として働くものをいい,また宗教と異なって超越者との関係ではなく人間相互の関係を規定するもの。とあります。僕が小学生の頃の道徳の時間は、下記に書いた歌で始まるNHKの「みんななかよし」という教育番組を見ながらクラスのみんなであれこれ話し合ったような記憶があるのですが、個人的な思いとしては、前述の道徳の意味を身につけるには、強制されて教え込まされるのではなく、身近かにいる大人の行動を見て、真似ることから覚えていくことが基本であると思うのです。電車に乗っていると、お客さんがたくさんいるのに、持ち物で席を占有し、譲ろうとしなかったり、「優先席」との表示があってもイヤホンをして眠っているのか、寝たふりをしているのか、自分が下車する駅までお年寄りに席を譲ることさえない若者が多いことにがっかりさせられることもしばしば・・・。ということは、彼(彼女)らの家族も同じような行動をしているのだろうと思ってしまいます。ゴミが落ちていれば拾う。困っている方がいたら声をかける。間違ったことをしている人を見たら、見て見ぬふりをしない。といったような当たり前のことを当たり前にできるような子どもたちを育てなければならないのだと思わされます。そうすれば「人を殺してみたいと思った」という一般的には考えられない感情をもつ子どもが減るのだと思うのですが・・・。

♪口笛吹いて、空き地に行った
知らない子がやってきて
遊ばないかと笑って言った
ひとりぼっちはつまらない
だれとで〜も仲間になって、
仲良しになろう
口笛吹いて、空き地に行った
知らない子はもういない
みんな仲間だなかよしなんだ
2015年02月06日(金) No.1483 (園長日記)

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