保育日記

警察犬並みの嗅覚！

午前中、本来であれば薪にするために頂いていた直径50・60㎝、高さ1mほどの丸太を園庭中央のケヤキの木の近くに転がし、頑張って掘った穴に必死で立て、ガソリンスタンドにある給油器擬き（もどき）を作ってみました。いつものことながら、突然訳のわからないことを始めたので何人もの子どもたち（特に男の子）が「ねえ、園長先生何してるの？」と声をかけてくれました。そこで、「みんなの三輪車とかトラック（手押し車）にガソリン入れられるように、機械作ってみようと思って！」と話すと、3歳児ひつじ組のT君は担任のS先生がみんなと鉄棒をしているので「S先生たちと遊んできたら」と話したにも関わらず、そちらには行かずずっと僕の側から離れず出来上がりを待ち続け石ころを探してくれたり、土を運んでくれたり手伝ってくれました。そんなT君のお陰で、自分ではそれっぽい給油器が完成したと思って自己満足することができました。完成を知った2歳児H組のK君はとても喜んでくれたようでさっそくセルフで給油し楽しそうに遊んでくれました。
　ところで、そんな作業を終え、職員室で仕事をしていると、今度は2歳児T組のY先生が職員室に用事があってやってきたのです。その際、鼻水を流している僕を心配してくれて「園長先生大丈夫ですか？」と声をかけてくれました。そして「そういえば、今日、暖炉で燃やしている薪って何の木ですか？」と訪ねてきたのです。「え～っと、今日は桜とヒマラヤスギだよ！」と教えてあげると「そうなんですね、桜もいい匂いがすると思っていましたが、今日の薪はランチルームがすごくいい匂いになってます！」とウットリしていました。確かに桜はチーズやお肉などをスモークする際にチップを使うのでとてもいい香りがするのですが、ヒノキのような、ヒマラヤスギのなんとも言えない香りの良さに気づいてくれたY先生の嗅覚には驚きでした。いろいろなことに興味関心があるY先生のことですから、今後また何か難しい質問をされることもないとは言えないので、いつ質問されても良いように、僕自身もただ丸太を薪にするだけでなくどんな木なのかしっかり確認しながら作業をしなければ・・・。

2015年01月27日（火） No.1474 (園長日記)

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