Diary

願い


2015年の幕開けにフランスでムハンマドを冒瀆する風刺画を掲載した週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ本社で痛ましいテロ事件が起きましたが、その事件に関連し、日本政府がアメリカ主導の対イスラム国有志連合への支持を非難して、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが、今度は日本人を人質にとり、2億ドルおよそ236億円を要求したというニュースに、ご家族の方々はもちろんのこと、多くの人々が胸を痛め、無事に帰国することを願い祈っていることと思います。一ヶ月前のクリスマスの時、子どもたちと一緒に世界の平和、また、人々がお互いの違いを認め合うことを祈ったにもかかわらず、このような事件が起きてしまうことが残念でなりません。そして「宗教」っていったい何のためにあるのだろう?と疑問さえ浮かんできます。テロは絶対に許せることではありません。だからこそ宗教指導者が争うことがないように互いの違いを認め合えるような話し合いを行い、ジャーナリストたちは風刺の度を越えた侮辱をやめる必要があるのではないでしょうか?
 アメリカ公民権運動の際、テーマ・ソングのように歌われて有名になった♪We shall overcome♪という曲があります。この歌の中では、「私たちは乗り越えなければならない いつの日にか」「おお、こころ深く 私は信じる」という歌詞がくり返し出てくるのですが、その他にも「 私たちは手を取り合わねばならない いつの日にか」「私たちは恐れない 今日の日」「私たちは独りではない 今日の日」「この広い世界を廻る いつの日にか」と歌われています。是非この曲のような思いが全世界に広がると良いのですが・・・。
2015年01月21日(水) No.1470 (園長日記)

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