Diary

むかしばなし


いつもは職員室で給食を食べていますが、今日はひょんなことから5歳児N組のK君と一緒にランチルームで食べることになりました。ところがランチルームに行ってみると誘ってくれたK君は既にほとんどのものを食べ終え、お代わりの一品を残すのみとなっていて一緒に食べるというより、僕が食べている姿を子どもたち(K君を含め)に見られるといった状況になってしまいました。それでもK君は「ねえ、園長先生、“むかしばなし”って知ってる?」「あのね、おじいさんが川に行ったら、桃みたいのが(桃みたいなものがの意)流れてきて、それを切ってみたら赤ちゃんがでてくるんだよ」と…。
 その中でも大笑いさせてもらったのが「あのね〜、昔々ね、おじいさんが穴を掘ったらね、ほら、あの〜何だっけ、何だか黄色い“サンダル”みたいなのが出てくるのが“むかしばなし”なんだよ」と教えてくれました。おそらくそのお話は「はなさかじいさん」かと思われるのですが、K君にはおじいさんが掘った大判・小判は“サンダル”にしか見えなかったようで、何を疑う様子もなく嬉しそうに話してくれるので、口の中に入っていた給食を吹き出しそうになりました。僕が小さいときは、まだまだ現代より昔ばなしは身近にあり、土曜日の夜7時に“ま○が○本○か○ば○し”なる番組があり、今よりは昔話に触れる機会はあったと思いますが、デジタルの社会になった現代においてもK君が昔話に興味を持ってくれていることが伝わってきて何だか心が温かくなりました。そのうち、僕が持っている昔話の紙芝居でも読んであげようと思います。
 さて、明日はいよいよクリスマス親子礼拝です。幸いなことに昨年度のようにインフルエンザが流行ることもなく無事行うことができそうですが、先生たちにとっても子どもたちにとっても「Merry Cristmas(メリークリスマス)」であり、決して、「Meny 苦しみます」にならないよう祈るばかりです。
2014年12月19日(金) No.1451 (園長日記)

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