Diary
危機感
梅雨があり海に囲まれた日本は、雨や水は生活から切っても切り離せないもの(事象)であり、日本人の豊かな感性はその雨や水を繊細で美しい言葉をもって驚くほどたくさんの表現がされています。また、青森県出身の太宰治の小説「津軽」の冒頭には「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざ らめ雪 こほり雪」と書かれ、ある演歌では津軽には七つの雪が降ると歌われていているようです。しかし、最近では「かわいい」「やばい」「うざい」「きもい」といった語彙だけで会話が成り立つようになり、美しい日本語は何処へやらといった感じになってしまっているような気がします。そんな中にあっても小学校三年生から英語教育が始まるとなると益々日本語が廃れてしまうのでしょうか。さすがに、おじさんの僕は前述の言葉以外も使っているつもりですが、一方で、パソコンを使うようなったからでも、年齢的なものなのでもなく、それ以前の問題かと思いますが、読むことは出来ても漢字がすぐに浮かんでこないことに危機感を感じています。これからは、漢字が思い出せない時、簡単にパソコンを使うことなく、しっかりと辞書を使うようにしなければ…。
2014年12月17日(水)
No.1449
(園長日記)
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