Diary

“的はずれ”な“的当て”


「的はずれ」という言葉を広辞苑で調べてみると、矢が的に当たらぬ意から、肝要な点をはずれていること。「−な質問」とあります。そして、肝要を調べてみると、非常に大切なこと。肝腎と出てきます。そんな意味から考えてみると、これこそ的はずれなことかも知れませんが、こんなことがありました。
 お腹が痛くなり医務室で寝ながらお母さんのお迎えを待っていた4歳児H組のK君でしたが、一眠りしてスッキリしたのか、急にいつも通り元気になり職員室のおもちゃで遊んだり、絵を描いたりして一緒に過ごしていました。そんな時、お掃除を担当してくれているYさんとMさんが困った顔で職員室へやって来て扉を開けるなり「園長先生、ちょっといいですか?二階まで来て欲しいんですが・・・」とおっしゃるので「何かありましたか?」と聞くと「先ずは一緒に来て頂ければ」と言うので、何か問題があったことは間違いないだろうと覚悟を決め、一緒に二階に上ってみることにしました。案内されたところは主に年長の男の子が使うトイレ、すると2人はゼスチャーを交えて「見てください、今日はこれぐらいですが、ついこの前にはこんな風にもっと広く広がっていたんです」とおっしゃるのです。ここまで書くと、その広がっているものは何か察しがつくと思いますが、その察しの通り“お○っ○”が便器の的をはずれ床に広がっていると言うではありませんか(>_<)。しかも、2人によ〜く話を聞いてみると、時々一つの的(便器)をめがけて数人で“お○っ○”をしている子どもを見かけることがあると言うのです。それでは的がはずれ、床が大変なことになることはあり得ること。そんな床を2人は臭いやシミが残らないようにいつも掃除をし消毒をしてくれていることに頭が下がりました。
 一方、こんなことを書いてはいけないでしょうが、男子は必ずこのような“的はずれ”な“的当て”をする時期ががあるので、子どもたちの行動も良く理解でき、心の中でほくそ笑んでしまいました。世の殿方たち、そう思いませんか?!
2014年12月10日(水) No.1444 (園長日記)

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