Diary

processとpromise


N組・M組の5歳児は今、20日(土)に予定されているクリスマス親子礼拝に向けて一生懸命に話し合いを重ね、台本(台詞)を作りを行い、どの役をするか(できるか)を自分で判断するために色々な役を経験しながらページェントに取り組んでいます。しかし、どちらのクラスもクリスマスの劇を行うには在籍数がギリギリということもあり、お休みする子がいると誰かが二役しなければならないなど担任は苦労しています。また、これまでは保育室という小さなスペースでページェントをしていたのに、今日から当日と同じようにホールで行うようになると子どもたちは恥ずかしくて声が出なくなったり、緊張や照れを隠すためにふざけてしまう姿があり、毎日ピアノの練習を重ねているN組のS先生は「当日たくさんのお客様にご覧頂けるだろうか?」と悩んでいました。そこで、N組の子どもたちに「みんなできるんだから、毎日ピアノを練習しているS先生が悲しくて涙を流すのではなく、嬉しくて涙を流すようにページェントしてね」と話をし、約束(promise)として指切りを交わしました。
 ページェントは学芸会の出し物の劇とは違い、上手にできた・できないで判断する(判断できる)ものではなく、取り組む姿勢や過程(process)が大切だと思っています。ページェントに限らず人生においては一生懸命に取り組んでも上手くいかないことはたくさんあります。しかし、一生懸命に取り組んだ結果が納得いかないものだったとしても誰も何も言えないと思います。今日N組の子どもたちと交わした約束(promise)が今後のページェントにつながり、ページェント当日S先生の目から嬉し涙が流れ落ちること、そして、M組のN先生たちも過程(process)を大切にしながらペアを組む4歳児と一緒にページェントを作り上げてくれることを願っています。
2014年12月09日(火) No.1443 (園長日記)

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