Diary
「お・も・て・な・し、おもてなし〜!」
保育園を新築する際、絶対に設置したかったもの、それは、エアコンの温かさとは違ったぬくもりと安らぎを与えてくれる暖炉(薪ストーブ)です。その暖炉を使って、いつか保護者のみなさんに何らかの「おもてなし」をしたいと思っていたので、収穫感謝礼拝を迎える数週間前の職員会議で「今度、保育園で育てた野菜や、柴農で掘ってきたサツマイモを使ってみそ汁でも作りたいと思っているんだけど、手伝ってくれるクラスがあれば・・・」と先生たちに提案してみました。すると、そんな僕の思いに多くの先生たちが賛同してくれて、今日遂に、クリスマスページェントに向けて準備に忙しい4・5歳児クラスの子どもたちを除いた子どもたちが先生たちと一緒に保護者のみなさんのために保育園で育てた野菜や収穫感謝礼拝の際にご協力頂いた野菜を使って「みそ汁(野菜汁)」を作ってくれました。本来であれば言い出しっぺの僕も子どもたちと一緒に野菜を切ったり、鍋を運んだりしなければならない立場なのに、午前中、仙台で仕事をしてから出勤しなければならず、全て先生たちと子どもたちにお任せすることになってしまいました。そんなこともあり、罪悪感を持ちながら電車に揺られ園に向かい、お昼前に保育園の自動ドアを開けると、園舎全体が何とも言えない香りに包まれているではありませんか!その香りの元は暖炉の上や電磁調理器の上に載せられた三つの鍋からだったのですが、ここまで中心となって取り組んでくれた1歳児クラスのA先生と2歳児クラスのY先生にお礼し、午前中の様子を聞かせてもらい、お昼寝後に仕上げ(味付け)が出来るように、僕に唯一出来る作業の薪を焼べる手伝いをして、お昼寝後には子どもたちが食べる分を完成させ、おやつと一緒に食べることができました。そして、保護者の方々の分はみそ汁が煮詰まらないようにお迎えの時間に合わせ味を整え多くの方々にご相伴頂くことが出来ました。
昨日から予告していたことが功を奏したのか、多くの方々が笑顔で召し上がって下いましたが、そんな姿を見て、暖炉を設置して良かった!また何か作ろう!そう思いました。
ところで、今回の“おもてなし”ですが、おもてなしだけに「表無し」で「裏ばかり」だったりすることはありませんのでご安心を・・・。そして、今回のみそ汁作りを通し、何も出来なかった僕は「口避け女」ならぬ、「口先男」であることを反省するばかりです。
2014年12月03日(水)
No.1439
(園長日記)
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