Diary

不思議


つい数ヶ月前までは、食欲旺盛で子どもたちが運んできてくれる、ミミズやコオロギなど、ほぼ殆どの生き物を食していたカメも、数週間前から動きが鈍くなり、すっかり食べなくなっていました。そこで、そろそろ冬眠させてあげなければと思いつつも水の中で過ごしてもらっていたのですが、12月までこのままでは余りにも可愛そう!そのため、子どもたちに手伝ってもらい落ち葉の布団をかけてあげました。するとどうでしょう、二日前までは「落ち葉や砂は入れないでね」と言われていたタライに大量の落ち葉が入っていることに多くの子どもたちが驚き、5歳児N組のK君でさえも「園長先生!カメさんのところに葉っぱがいっぱい入ってるよ!」と心配そうな表情で報告してくれました。その都度「あのね、カメさんずっとお水の中にいると、寒くなってお水が凍ったら可哀想でしょ、だから、落ち葉のお布団にしてあげたの」と説明していますが、幼い子どもたちにとって落ち葉や土の中でカメが冬眠するなんてそうそう理解できるはずもなく、ただただ不思議なことなのでしょう。
 さて、今日は収穫感謝礼拝の訪問最終日。僕は4歳児A組の子どもたちをバスに乗せて警察署と消防署に出かけました。どちらでも子どもたちを歓待してくれて、警察署では普段なかなか見る(見せてもらう)ことなど出来ない稽古場を見せて頂き、消防署ではレスキュー隊の方に特別ロープでの降下の様子を見せて頂くなど子どもたちも担任のM先生も大喜びでした。そんな訪問で、子どもたちの思いもよらない言動をとること、それに対して優しく、そして根気強く対応している先生を見て、署長さんと幹部警察官の方々がぼそっと「こりゃ大変だわ!」と話していましたが、これまで、そして日々、犯罪者や酔っぱらいなど、大人相手の大変な仕事をしている警察官の方々の方が大変だと思うので、何だか不思議な気がしました。収穫感謝も終わり、来週からはいよいよクリスマスに向けて本格的な準備が始まります。子どもたちは、クリスマスの飾り付けに変わった保育室などに驚くことと思いますが、喜んでクリスマスを迎えられるように願い、祈りながら過ごしていきたいと思います。
2014年11月28日(金) No.1436 (園長日記)

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