Diary

想定内?想定外?


「急転直下」とういうのか「風雲急」というのか、年末に差し掛かった時期に、総理は衆議院の解散に踏み切る考えのようです。つい先週、秋田で開催された研修会の初日、厚生労働省の担当者は消費税10%になることを想定し新しい保育制度について様々なことを話していたのに、その研修会の会期中に何やら雲行きが怪しくなりついに解散が現実となりそう・・・。実際に解散し、選挙となると費用が約750億円掛かるということですが、この解散、想定内と考えるべきなのか、想定外と捉えるべきなのか。ニュース等で盛んにこの選挙の争点がはっきりしないことが伝えられていますが、是非とも議員定数の削減を実現し、少しでも税金が有効に使われるようになってくれるといいのですが。
 ところで、毎度のことながら、出張明けの月曜日は何かと仕事がたまっていて忙しいものなのですが、今回は想定していたほど書類やmailが届いておらず、いい意味で想定外だったのでした。ところが、そんな時に届く書類やmailに限ってその内容が面倒なことも多く、仕事の大変さは、単に書類やmailの数ではないことを思い知らされます。そんな中、今週行われる予定の秋のコンサートに向けて、担当の先生たちは一生懸命に練習を重ねてくれています。そのコンサートの中で使う楽器の一つを僕が買い求めてくることになっていたのですが、出張に出かけすっかり失念しまっていたことに今日の会議の最中に気付き、引き受けたからには何としても購入しなくてはと思い、仙台市内の楽器店が閉店しないようにと夕方6時台の電車に乗り込みました。ところが、仙台ー長町間の踏切でトラックが事故を起こしたらしく、電車は岩沼で約1時間ストップ。この想定外の出来事に楽器を買うことは無理と諦めかけました。しかし、何とか7時半ころようやく動き、仙台に到着したのは7時57分ころ。目指していた楽器店の閉店時刻まで3分しかないので諦めようかとも思ったのですが、一応必死に走ってみました。既に店内には蛍の光が流れ、上の階へのエスカレーターは全て停まっているのです。しかし、ここで悪知恵が働くのが僕の動物的特徴。降りてきたエレベーターを発見し、すぐさま乗り込み、ダメもとで目指す階のボタンを押してみました。運良く目指すお店へたどり着いたものの、当然のことながら閉店時間をオーバーしていました。それでも「申し訳ありません。○○が欲しいのですがダメですか?」と伺ってみたところ、若い女性定員は「申し訳ありません。もう閉店なので」という返事。ところが、店長さんと思われる男性が「どうしました?」と聞いて下さるので訳を話すと「まだいいですよ」と何とも親切な対応をして下さったお陰で、何とか、目的の商品を購入することができ、胸をなで下ろした次第です。途中、電車が1時間もストップするという想定外のことが起きてしまったことは仕方がないこと。それより、週末にしっかり自分が請け負った買い物をしていなかった自分がいけなかったと思うと同時に、簡単に安請け合いをしてはいけないことを痛感させられました。
2014年11月17日(月) No.1428 (園長日記)

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