Diary

「ウオッ〜!うおっ〜!」


今日から三日間、秋田市で開催される、全国保育協議会の研修会に参加するため仙台から高速道路を北上し、何十年前に来たかすらはっきり覚えていない秋田市に来ています。その当時はなかった初めて走る秋田道は、人工的なビルなど遮るものが全くと言っていいほど見当たらず、反対に田や畑、多くの木々など自然豊かな広い原風景が残り、都会では考えられないように所々に点在する家、左側通行と右側通行、家の屋根や色、生えている木々、動物注意の標識が「クマ・タヌキ・ニホンカモシカ」と「ヘラジカ」など多少の違いはあれど、垂れ籠めるグレーの雲や車窓からの山並みの雰囲気は今年初めて訪れた北欧の国、スウェーデンやデンマークの高速道路から見た景色とどことなく似ているように思えました。それは、季節的に寒さを感じる時期だったからなのか、実際に雪がたくさん降るような地域だからなのか、いずれにしろ、この景色を見るだけでも日々の慌ただしさや雑踏・喧噪から解放され心が落ち着いたような気がします。
 さて、講演初日のオープニングはある保育所の子どもたちによる竿燈が披露され可愛らしい子どもたちが大人顔負けに演ずる姿に場が和み、大きな拍手が送られました。その後は厚生労働省からの行政説明、保育協議会会長による基調報告といった堅い話でしたが、夕食を兼ねた参加者交流会は、秋田の条例で決まっている!?という日本酒での乾杯で始まり、勇ましい“なまはげ太鼓”と「ウオッ〜!うおっ〜!」の叫び声と共に現れた“なまはげ、”秋田名物ばばヘラアイス”(経歴15年という大ベテランの元おねえさん)の実演試食と秋田一色に染まりました。このような研修に参加できるのは留守を守ってくれている多くの職員のお陰!今朝の職員礼拝では一日の保育確認するだけでなく、僕を含めた出張する職員のことが祈られていたことでしょう。そう思うと、今日から三日間の研修、豊かな学びが出来るようにしなければと思わされます。
2014年11月12日(水) No.1425 (園長日記)

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