Diary

安定した朝!?


現在保育園は子どもの数202名、そして、保育士約30名その他に給食の調理や事務、清掃業務、園長を含めると総勢40人を越えることになります。当然のことながら今年度養成校を卒業し初めて保育に携わった保育士から、ご自分のお子さんを既に成人させてなお保育に当たってくれている保育士、また今現在必死に子育てをしながら保育に携わっている保育士など、その経験年数や育ってきた環境は様々です。そんな保育園にあって、どういう訳か今朝は経験年数豊かな平均年齢を引き上げる側の先生たちが三役揃い踏みといった感じに揃って当番だったこともあり、園庭も保育室も何だかとても安定した雰囲気に包まれていた感がします。しかし、保育はベテランだけがたくさんいるからといって良いとはいえず、そうかと言って経験の少ない先生だけでは大変なこともあるのは容易にお分かりになるかと思います。理想的な保育園・幼稚園は、20歳代、30歳代、40歳代、50歳代の先生方がバランス良く勤めていてくれることだと言われます。そういった意味から考えてみると私たちの保育園は20歳代の先生がまだまだ多いとは言え、比較的バランスが取れて「丁度いい」ように思えるのですが如何でしょうか・・・。
 某大学のO先生の講演をお聞きしたり、著書を読ませて頂くと保育現場において子どもたちが「丁度いい」という感覚を身につけるには「暑い」「寒い」、「高い」「低い」といったように両極を知っていなければ理解できないと語っておられます。同様に保育界においては「ベテラン」と「若手」という両極!?があってこそ今朝のような安定した保育現場となるのでしょう。そのためには、「若手」といわれる先生たちは是非「ベテラン」と言われている先輩の保育をよく見て育って欲しいものです。
2014年11月11日(火) No.1422 (園長日記)

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