Diary
幸か不幸か
幼稚園、小学校、中学校、高等学校で先生と呼ばれる教諭、保育所で先生といわれる保育士になるには机上での学びは勿論、実際に子どもたち(生徒)を相手にする“実習”を避けて通ることは出来ません。当たり前のことですが、ということは現在、保育士とか教諭といわれている方々はみんな実習を経験していることになります。そして、今年度もこれまで数人の実習生を受け入れ、今日も観察実習のために学生が保育に入り、子どもたちと先生たちとの関わりを学んでいます。また、これから観察実習に入る学生が今日の午後に実習の打ち合わせのためにやって来ました。多くの保育所・保育園がある中で自ら当園を選んでやって来る学生もいれば、学校からの推薦でやって来ることもあります。
毎日子どもたちと必死に過ごしている先生たちにとって実習生を受け入れるということは、自分の保育を振り返る良いチャンスである一方、仕事が増えることも事実で負担にならないといえば嘘ということになります。また、学生たちは実際に実習をすることを通し、「やっぱり自分の夢を実現したい」と思う場合と、「思い描いていたことと違っていたので保育者にはなりたくない」という正反対の結果になることがあります。僕は幼稚園実習しか経験していませんが、改めて自分の保育を今一度振り返ってみると楽しかったという思い出より、たくさんご迷惑をお掛けしたという思いばかりが思い浮かびます。そんな僕が現在、園長として仕事をさせていただいていますが、それが子どもたち・保護者の方々、そして、職員にとって幸か不幸か…。そのためにも、しっかりと自分の言動を振り返りながら仕事をしなければ…。
2014年11月05日(水)
No.1418
(園長日記)
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