Diary

テレビの与える影響


テレビやテレビゲームは子どもたちに様々な影響を与えることは知られていますが、子どもたちだけでなく大人にも様々な影響を与えたり考えさせられたりすることがあります。今日の夜、某テレビ局の番組で園児が毎朝600メートルダッシュしたり、漢字(四文字熟語)をスラスラ読んだり、俳句を詠んだりする保育園が紹介されていましたが、それを見ていた司会者や芸能人が「すっご〜い!。私、子どもが出来たらここに入れた〜い!」と感心しているのです。もちろん個人的な感想や思いは否定することはできませんし、するつもりもないのですが、不特定多数の人が見ている番組をテレビ局が一つの保育(教育)法だけを取り上げ、それが素晴らしいと放送しているのか疑問でなりませんでした。勿論テレビを見た方皆さんがその保育に共感するとは思いませんし、反対に違和感を持たれた方も大勢いたことと思います。だからこそ、視聴者が番組を見て取捨選択できるように様々な保育を紹介するなどの構成をして欲しいと思いました。
 それに比べ、日本にやって来た外国人になぜ日本に来たかを質問し、追っかけ取材をする某番組を見ていると外国人を通して日本の文化を再認識させられたり、外国人の思いや考えを知ることが出来たり勉強になります。特に今日の番組では高校を卒業したばかりのデンマークから来たバックパッカー2人を追いかけていましたが、同年代の日本人の若者とは比較にならないほど、自分たちでえ考え、判断するという本当の意味での勉強法が身に付いていることが感じられ彼等に好感を持つと共に、日本と北欧との乳幼児期の子育て(教育)の違いを改めて垣間見た時間でした。
2014年09月27日(土) No.1391 (園長日記)

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