Diary

実感


今日、玄関を入って秋の短い期間だけ楽しめる!?キンモクセイの贅沢な香りにどれくらいの方がお気づきになったでしょうか?毎年どこからともなく漂ってくる甘い香りの元が子どもたちの下駄箱の上の花瓶に活けられいたのですが、このキンモクセイ、春にはスイセン、収穫感謝のころには数種類のドングリや季節の花など栄養士のE先生が自宅の庭から持ってきてくれるのです。先週園庭で薪作りをしている時、2歳児クラスのY先生が「園長先生、キンモクセイの香りしませんか?園庭にキンモクセイの木ってありましたっけ?」と話しかけてくれました。言われてみれば微かですが確かにキンモクセイの香り!しかし、園庭のキンモクセイは枯れんばかりの状態でそこから香ってくるはずはありません。ところが、目の前のギンモクセイ(キンではなく)の木が小さな花を付けていることに気付きました。キンモクセイのようなオレンジの花が咲くわけでもなく、香りもキンモクセイほど強くないためなかなか存在自体に気付かれないのですが、確かに秋が深まっていることを実感させられる香りでした。
 さて、話は変わりますが、昨日23日、宮城県保育協議会主催の「認可保育所就職合同ガイダンス」が開催されました。様々なニュース報道で保育士不足が問題となり、各施設人材確保に必死になっているのですが、県内でも仙台とその他の地域とでは賃金格差があり、就職希望する学生の数が明らかに違うことを実感、いや、痛感させられるばかりです。仙台から大河原に毎日通勤している立場からすると確かに仙台は様々な面で便利であり、生まれ育ったところとして大好きな街であることは間違いないのですが、大河原に限らず地方都市には地方都市にしかない人の温かさや、まだまだ残る自然環境など良いところがたくさんあり、保育するには素晴らしい環境であること等をPRしなければ人材確保ができず、入所希望するお子さんがいても入所を御断りしなければならないという最悪の事態がないとはいえないことを実感させられます・・・。あ〜恐ろしい!!!
2014年09月24日(水) No.1388 (園長日記)

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