Diary

厳しい現実


今日もキ保連東北部会の活動で福島県中通りの複数の園をお訪ねする活動に時間を頂きました。震災から3年半、福島県内でも地域によってその歩みや苦労が違うことはこれまで様々な園をお訪ねし実感させられてきましたが、共通して感じることは、これまで必死に子どもたち・保護者の方々を守り支えてこられた先生たちが肉体的にも精神的にも疲弊しかけていることでした。子どもたちと一緒にいるときは子どもたちからもらう不思議な力で笑顔が溢れるものの、ふとした時間に震災当時の苦労を思い出したり、今現在も先が見えない苦労に悩んだりなさっているようで、阪神淡路大震災を経験された方々と同じような状況があるように感じました。当然のことながら、そんな時、これが必要だという一つの答えは決してなく、それぞれの問題に応じた対応が求められます。しかし、一つだけ共通しているように感じたのは、子どもたちのために保育をしていること。そして最も重要なことは、園長や主任といったそれぞれの施設で中心となっている者たちが明確な方向性を持っていることと、その方向性を職員が共通理解していることです。明日も複数の園をお訪ねし、施設の様子をお聞かせ頂きますが、その実態にしっかりと耳を傾け、自分の目で見、現実を感じてきたいと思います。
2014年09月10日(水) No.1381 (園長日記)

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