Diary

保育の在り方とは・・・!?


保育施設で預かっている子どもの口に無理やり総菜を詰め込んだなどとして、強要の疑いで保育士が逮捕されたというニュースをご存知でしょうか?
この保育士は勤務先の認定保育施設で2歳の女児が夕食を拒絶したことに立腹し、頭を平手でたたき「食べろって言ってんだよ」などと脅しながら、スプーンで女児の口の中に無理やり総菜を詰め込んだというのです。一方、「食べさせなければいけない気持ちが強くてやった。平手打ちしたかは覚えていない」と供述しているそうですが、この事件の背景には、現在、保育業界が抱える慢性的な人手不足という問題があり、施設長は保育士の虐待行為に気付きながら、「保育士が不足しているので、辞められると困ると思った」と話しているようです。しかし、この保育士の供述から考えると、前述の理由以前に、この保育施設では、もしかると、保育方針として子どもたちが給食を完食することが良いこととされていて、そのために保育士は子どもたちに完食すること強要していたのではないかと思うのです。そもそも、大人でも好き嫌いがあったり、体調によって食が進まないということがあったりするのに、なぜ、幼い子どもたちが食べることを強要されることが起きるのでしょうか?保育者ならば、好き嫌いはこのようなことがきっかけで作られることも多いことを知っているであろうに、認可保育所において、まだこのような事件が起きる事が信じられません。悲しい事件に巻き込まれた女児にトラウマが残らないことを願うばかりです。まさか、当園でそのようなことはないと思いますが、給食に限らず、遊ぶ時、昼寝をする時など、保育者が子どもたちとどのように関わることが大切か再確認しておくことが必要かも知れません。
 さて、話は一転しますが、夏祭りで玄関ロビーに飾られていた高級タラバガニはT組に落札されたらしく、数日前まで飾られていた場所に、今日の午後、“一つずつどうぞ”という張り紙とともに、見事に変身したタラバガニの握りずしが置かれました。しかも今回はプライスが付いていなかったこともあり、あっという間に売れ切れてしまいました。この次、同じような張り紙がされることがあるかどうか楽しみなことですが、園長として、遊びがこのように発展・継続されることに喜びを感じます。子どもたち、先生たちありがとう!!!!!!
2014年08月21日(木) No.1367 (園長日記)

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