Diary
違和感
御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落して明日で29年を迎える。奇跡的に生存していた乗客が助け出されるシーンが僕の記憶の中には鮮明に残っていますが、保育園ではあの事故を知らない世代の先生たちが半数以上ということになります。このところ、海外の旅客機が撃ち落とされたり、離陸に失敗し墜落するなどのニュースが伝えられますが、そんなとき、ずっと疑問に思っていた、違和感を感じていたことがあります。それは「乗客には、日本人はいません」という報道のあり方のことです。日本人の乗客の有無は大切なことは否定しませんが、乗客に日本人がいないと、結構簡単に別なニュースに移ってしまいます。しかし、本当であれば、どこの国の人々であろうと、まずは死者が少しでも少ないことを祈り、反対に生存者が多くいることを願うことが必要だと思うのです。自分に関係のある人に被害がなければいい、という風潮ではないと思いますし、全ての事件事故を報道していたのでは、一日中ニュース番組ばかりになってしまいまうことでしょう。そうならないためにも、報道する側の人には、日本人の生存や乗客の有無以外の伝え方を心がけてもらいたいものです。そのことは保育の現場においては、自分のクラスの子どもが大丈夫ならいいという考えになりかねないと思います。そうならないためにも皆で様々なことに興味や関心をもってもらいたいと思います。みなさんどうおもいますか?
2014年08月11日(月)
No.1362
(園長日記)
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