Diary

どしゃ降り


昨日は二本松インターから程近い、岳温泉に一泊し、朝食を大急ぎで食べ8時には2日目の活動をスタートしました。須賀川・鏡石・矢吹、の全ての園での昨年と違いは、外遊びの時間を制限することはなくなったこと。そのため、子どもたちが楽しそうに遊んでいたことです。しかし、園庭で育てている木の実や野菜は、放射性物質が検出されなくても子どもたちの口に入ることは一切なく、給食の食材についても人的影響はないという数値であっても「福島県産の食材は使って欲しくない」という保護者の声が一人でも聞かれるのであれば、県外産の食材を使わざるを得ないとおっしゃっていました。これも、福島県内にある園の実態なのです。そんなご苦労を伺った後、浜通りのいわき市に向け車を走らせたのですが、考えるまでもなく、原発事故がなければ、南相馬から海岸線を南下すれば、いわき市に行くことができたのです。しかし、今は一度中通りに出てから常磐道を走らなければなりません。そんなこともあり運転時間と走行距離と疲労が増えるばかりで、訪問先での貴重な時間を削らざるを得なくなるのが残念でなりません。それでも、予定していた訪問先を全て回り終え、また中通りに車を走らせたのですが、常磐道を走っている途中、これまで経験したこともないような土砂降りとなり、高速道路なのに川のように水が流れ、ワイパーを最大スピードで動かしても前が見えにくい中、預かっている先生たちの命を守るため必死にハンドルを握り、常磐道から東北道、そして、二本松から真っ暗闇の飯舘村を通り南相馬市へ向かい、そこから仙台へ・・・。皆さんを無事送り届け、帰宅したときには一泊三日という行程になってしまっていました。さて、明日は「夏まつり」どしゃ降りになることなく過ごすことができることを願うばかりです。
2014年08月08日(金) No.1360 (園長日記)

No. PASS