Diary
形骸化
昨日の大河原教会の礼拝で牧師先生がこんなことを語っています。保育園でも、子どもたちでなく、先生方も食事の前にお祈りをすることが習慣になっています。心の中だけのほんとうに短いものではありますが、それをしないと食事が始まらないのです。毎回、同じように決まった形でお祈りをするのです。それも、超スピードでです。とにかく、そのように形だけかもしれませんが、習慣となったものはそれなりに定着することはあるのですが、ときとして、それらが色あせてしまっているように見えることもあるものです。無感覚の中で続けていることが、そのようにそのように色あせてしまうのかもしれません。と・・・。この文章を読み、毎朝、保育をはじめる前、何人かの職員が集い、お祈りをするときのことや給食を食べる時の自分のことを思い浮かべ、様々なことが形骸化してしまっているように思えてなりませんでした。NYヤ○キ○スのイ○ロ○選手のような、バッターボックスに入る時のルーティンならまだしも、祈りは形骸化してはいけないことを改めて確認させられ、一週間が始まりました。
さて、今日から明日にかけ、キリスト教保育連盟東北部会の夏期セミナーが開催されます。講師のお一人は昨年のキリスト教保育連盟の全国大会(松島で開催)の際にも来た下さった、「姜尚中(カンサンジュン)」先生(テレビなどでも有名な政治学者)。今回はいったいどのようなお話しをしてくださるのか期待していましたが、さすが、頭の良い方は引き出しがたくさんあるようで、昨年の講演の時とは全く違った内容であり、キリスト教保育という立場からの現代が抱える親子の関係などを語って下さいました。その中で、痛切に感じたことは、如何に沢山の本をお読みになっているか、(しかも専門分野とかけ離れていると思えるようなものでも)ということです。保育現場に立たされている我々も自分たちの専門分野のみならず様々なことに目を向けなければならないということでしょう。もしかすると、それが形骸化に繋がらないことになるのかもしれません。先日まで読んでいた本が丁度お終いになったところです。さて、何を読もうかな?
2014年08月04日(月)
No.1356
(園長日記)
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