Diary

I'm in HIROSHIMA now


今日から始まった第85回キリスト教保育連盟夏期講習会に参加するために、数年ぶりに広島市に来ています。昨年の第84回講習会は松島で開催され、全国各地から約900名の方々が集まったのですが、今年の講習会は震災被災を受けた地での講習会の思いと祈りを69年前世界で初めて原子爆弾が投下された広島へつなげたいという連盟本部の願いがあります。東日本大震災以降、宮城・福島・山形県にあるキリスト教保育連盟に加盟する園のために全国各地から献金や励ましを続けて下さっています。そのことに対しお礼を申し上げ、東北部会の現状を伝えることが今回僕に化せられた大きな任務の一つだったのですが、オリエンテーションの中でお時間を頂き、皆さんに御礼を申し上げたので、肩の荷が下りひとまず一安心。あとの明日からの限られた時間内で広島の地でしか感じることの出来ない特別な平和を感じること、そして敬愛して止まない西日本初の男性保育者である井原忠郷(いはらただくに)先生とに時間も大切にし多くのことを学びたいと思います。
 固い話はこれくらいにして、広島空港に到着し、飛行機を降りるとき、2Aという僕の一つ前である最前列の1Aという座席に座っていた紳士が立ち上がりました。その大柄で素敵な紳士を見たとき「あれ、どこかで見たことが・・・。」その途端、僕の脳の海馬が忙しく働き出し、そして、その紳士が誰だったかを弾き出しました。それは、なんと、元広島東洋カープのピッチャーO氏だったのです。こうなると飛行機に積み込んだバゲッジが出て来る間中、O氏のことが気になって仕方がありません。なぜならもしO氏が荷物を預けていなければ出口から出てしまいます。ところが、大勢の搭乗客と同じように荷物が出て来るのを待っているではありませんか。そこで、本当にO氏で間違いないか確認し「あの〜、申し訳ありません。Oさんですよね?」と話しかけてみたのです。すると、全く嫌がることも高飛車な態度もなく「はい」と返事をしてくれたのです。そこで「もし、よろしければ握手をしていただけませんか?」というと、すんなり右手を出し握手をしてくれました。その手の大きさと厚み。正に本物のプロの証だと感じました。ただ、不思議なことは、あんなに有名な選手だったO氏に気付かないのか、だれも反応しないこと!そして残念だったのは一緒に写真を撮ってもらうことを忘れてしまったことです。いずれにしろ、これだけで、広島に着いたことを実感させられる出来事でした。
2014年07月28日(月) No.1351 (園長日記)

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