Diary

そして○○になる


昨年、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した「そして父になる」という作品は、6歳まで育てた子どもが、自分たちの子ではなかったと知った2組の家族の物語です。僕は本でこの作品を読みましたが、映画はSWDへ出掛けた際、日本から約12時間かかる飛行機の中で初めて見ました(しかも何度も)。その時、原作(本)と台詞と一字一句違わないということと、ストーリーの素晴らしさが見事に表現されていることに驚きでした。そして、主人公が葛藤の中で父として成長していく姿に、家族にとって大切なことは何なのかを考えさせられました。
昨日・今日のニュースで取り上げられている「父子、DNA鑑定」に関する最高裁判所の判断をTVニュースで見て、新聞で読み、内容は違うものの「そして父になる」を思い出させられました。当たり前のことですが、男性はいくら頑張っても子どもを産むことはできませんが父(親)になることは出来ます。一方、女性は子どもを産み母となることができますが、だからといってしっかりとした親になれるとは限りません。「父子、DNA鑑定」のニュースから、母や父、親になることが如何に大変か改めて考えさせられるニュースでした。
2014年07月18日(金) No.1345 (園長日記)

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