Diary

「おこだでませんように」


今日は、“彦星”と“織り姫”が年に一度だけ逢うことが出来るという“七夕”。各クラスこの日のために子どもたちに願い事を聞いて書いてあげたり、子ども自身が自分の願い事を書いたりして保育室に飾っていました。その願い事は年齢、クラス、子どもによって違うのですが、中には、ただ「まま」とだけ書かれていたり、「絵」だけで願い事が表現されていたり、どれもが子どもらしく思わずニヤッとしてしまいまうだけでなく、いつの時代もその時代を反映する流行のキャラクターが登場していることにテレビの影響力を感じさせられます。あるクラスでは先生の願いも飾られているのですが、本気で書いた切実な願いなのか、あくまでもジョークなのか・・・!?恐らく、もう数日間は飾られているかと思いますので、どこのクラスの誰の願いなのか是非探してみてください。
 さて、昨年の七夕の時、子どもたちに読んであげて欲しい、いや、七夕の時に限らず保護者の皆さんに読んで頂きたい絵本があります。それは、家でも学校でも怒られてばかりいる一年生の男の子が話の中心の「おこだでませんように」(小学館)という絵本なのですが、この絵本は何度読んでも、その男の子の気持ちが痛いように伝わって来るため読んでいる自分が涙してしまいそうになるのです。年齢によりますが、読んでもらっている子どもたちも最初は笑っていても、その男の子の思いが理解できるのか次第に真剣になるのです。それだけ子どもは感受性が豊かだという証拠。皆さん、どんな感情が芽生えるか、是非お読みになって見て下さい。
2014年07月07日(月) No.1336 (園長日記)

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