Diary

お願いだから


園舎の移転から2年1ヶ月、先日の日記にも書きましたが、外の水道は砂が詰まり、水が流れなくなり、園舎内の廊下やランチルーム、中でも西側玄関の床は特に新築当初と比較にならないほど輝きが失われてしまいました。そして、新築・引越の翌日から壊れて(壊されて)しまったのが“網戸”でした。最初は必死に修理していたものの、子どもたちとのイタチごっこには勝てず、次第に修理することも少なくなり、中には網戸とは名ばかりで、網がなく、枠だけのクラスが続出!辛うじて網が残ったクラスも何だか網の張り具合が悪かったり、のれんをくぐるかの如く残っている網戸をかき分け出入りしたりする子どもたちの姿が見られるようになりました。しかし、子どもたちの美味しい血をねらって園庭や近所の田んぼや用水路から既に蚊がやって来ているので、数日前、遂に業者に修理を依頼しました。そして、元通りになった網戸が今日入れられました。しかし、心配なのは、ここ数ヶ月、“網”のなくなった“枠”を出入りしていた子どもたちが、きれいに直った網戸に大喜びして、イノシシのようにまた突進していくことです。そこで突進しそうなイノシシたちに「お願いだから、どうか突進しないでね」そうお願いしなければ・・・。
 さて、話は変わりますが、本日、町内の柴田農林高等学校の生徒たちが職場実習にやって来てくれました。どう見ても、いまどきのお兄ちゃんたちも、子どもたちの前ではたじたじのようで、汗をかきながら1時間夢中で遊んでくれました。そんな姿を見ていた担任の先生曰く「学校では絶対に見せることのない笑顔です」とのことでした。
 花の日礼拝や収穫感謝礼拝などで訪れることのある老人施設ではお年寄りを笑顔にすることができ、厳つい表情のいまどきのお兄ちゃんたちをも笑顔にしてしまうことができる子どもたち。そう考えると、やっぱり子どもの持っている力はすごいということでしょう。
2014年07月04日(金) No.1335 (園長日記)

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