Diary

陰の功労者


春には数種類のスイセン、そしてこの季節は数色のアジサイが保育園の玄関や廊下などに彩りを与えてくれます。実は、そんなきれいなお花を提供してくれているのは、栄養士のE先生!しかも、「持ってきてください」とお願いすることなど一切ないのに、自宅の庭できれいに咲いた頃合いをみて、忙しいであろう出勤前に切ってきてくれているのです。本来であれば、日本のフレーベルと言われた、倉橋惣三先生が理想としたように園庭に様々な花が咲き、それを子どもたちと摘み取ったり、切ったりして飾ることが出来ればいいのですが、まだまだそのような環境が整っていない(単なる言い訳になりますが)こともあり、いつもE先生の粋な「心づかい」に感謝するばかり・・・。今朝飾られたアジサイを見て、時間はかかっても日当たりの良い広い環境に沢山の花が咲き、そんな中で子どもたちが走り回ることができる園庭にしたいと改めて強く思わされました。このことは保育園に限らず、どんな職場でも自分の仕事(守備範囲)だけでなく、周りの仲間や全体を見ながら仕事をすることが大切であることを示してくれているように思えてなりません。そんな意味からも、E先生に限らず、陰の功労者、縁の下の力持ちがいることによって保育園が成り立っていることに職員皆がお互いに気付き合い、感謝しながら仕事をしたいものです。
2014年07月01日(火) No.1332 (園長日記)

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