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適性
「最後は金目でしょ」という環境相の失言や「早く結婚した方がいいんじゃないか」といった東京都議のヤジなど、政治家の発言が話題になっていますが、このようなことが話題になること自体、日本の政治は世界的に、まだまだ遅れているように思えます。単純に比較することはできませんが、数ヵ月前に訪れさせてもらったスウェーデンなどの北欧諸国では『行政の決定は、できるだけ住民の身近で行われるべきだ」という考えから自治体が住民の生活にかかわる幅広いサービスを行っているため、住民代表による議会民主主義を重視する伝統があり、地方政治家のほとんどが「政治家」とは別にそれぞれの職業をもっている兼業議員が多く、地方議員はボランティア的な名誉職でほとんど無報酬に近いそうです。そして、このように住民が議員をしているからこそ、現場の声、市民の声が議会に届くという大きなメリットがあるというのです。
もし、日本の議員にも北欧諸国のような考え方を持った方がいれば、適性(資質)に欠けているのではという疑問を持たれるような失言やヤジは出てこないような気がしてなりません。ただ、お金で何もかも解決できると思っているような発言をしてしまう“おぼっちゃま議員”とは違っても、「金目」と言われ、真っ先に「金目鯛」を思い浮かべてしまうような僕も、園長として適性があるかといえば「・・・?」ですが。
2014年06月23日(月)
No.1326
(園長日記)
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