保育日記

Like a Titanic！？

実際に起きた事故を基に作られ、1997年に大ヒットした、映画「タイタニック」多くの方がその映画をご覧になりご存じかと思いますが、イギリスの客船タイタニック号（Titanic）は、当時世界最大の豪華客船として建造され、イギリスを出港しアメリカのニューヨークに向けて処女航海に出ました。その途中、北大西洋で氷山に衝突し沈没してしまい、乗客者の貴族・富豪・名士の絢爛たる顔ぶれの多くが、船と共に海に沈んでしまい、世界最大の海難事故となりました。そんな大事故とは比較にもなりませんが、保育園でも今日、乗り物の事件・事故が発生しました。
　それは、先日頂いたリヤカーに子どもたちを乗せて遊ぼうと思い、4歳児Ｈ組の子どもたちを中心に、リヤカーの床にするのにちょうどいいサイズの板を運んでもらい、リヤカーのサイズに合わせて板を切り、床を張った後、タイヤに空気を入れ、手伝いをしてくれた子どもたち約10人位を乗せ、玄関前の道路で処女運転！？（試運転）に出発したのですがが、調子よく10㍍位走った時でしょうか、後方から「パ～ン」というピストルが発射されたような音が響きました。その大きな音が響いた途端、リヤカーが減速し若干右に傾きました。ここまで書くとお気づきかと思いますが、ピストルのような大きな音。その音源は、劣化していたタイヤがバーストした音だったのです。爆発音にあっけにとられ一瞬シーンとした子どもたちでしたが、次の瞬間、「園長先生今の音なあに？」「どうしたの？！」「あっ！タイヤ壊れてる！」と大爆笑になりました。そして、そんな子どもたちの様子を見ていた担任のＷ先生と職員室で発砲音を聞いた主任のＹ先生も大笑い。しかし、順番待ちをしていた子どもたちからは当然のことながら「ぼくたち（わたしたち）も乗りたかった」「どうして壊れちゃたの！！」「園長先生、もっと少しずつ乗せればよかったのに」とブーイングが・・・。年代物のリヤカーのタイヤが手に入るか心配だったのですが、何としても修理したかったので、ダメだったら仕方ないとの思いで、バスの車検をお願いしていたＹさんにお電話をしたところ「物を見てみないと分からないけど、たぶん大丈夫！今日、バスを届けた時見てあげるから」というお返事。そして夕方、バスを受け取った際、リヤカーを見ていただくと、「うん！分かった。やっぱり想像していた通り！たぶん大丈夫だけど、確認して電話します」と言って頂くことが出来たので、念願かなって修理が終わったら、まずは今日乗れなかった子どもたちを乗せて二度目の航海（ドライブ）に出かけたいと思います。

2014年06月20日（金） No.1325 (園長日記)

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