Diary

家探し!?


ここ数日、園舎東側の玄関の頭上や職員室の窓の付近をツバメが飛び回り、時には壁の方を向いてホバリングをしているのです。この行為、ツバメの巣があった旧園舎での経験から言えば、子育てをするための巣を作るのに一番適しているところを探していることは間違いありません。ところが、ツバメにとっては最適かも知れませんが、旧園舎の場合、給食の食材を搬入する入口の扉の上に巣が作られたこともあり、彼らのトイレの始末をするのがとても大変だったことを思い出します。しかし、「ツバメが家に巣を作ると縁起がいい」ということもあり、子どもたちとひな鳥が成長することを楽しみにしながら見ていました。もし、建築から2年の新しい園舎も彼らのお眼鏡にかない巣が作られるようなことになったらどうすべきか悩んでしまいそうです。それにしても、巣を作るのに適した場所を探し、そこに巣を作ってしまう生き物たちの持っている能力にただただ感心と尊敬の念を覚えます。なぜなら、人間は住む(住みたい)ところは探したとしても、自分で設計し、実際に建てる(作る)というなんて方は間違いなくほんの僅かですから…。そして、そんな僕も、園庭に小屋作りをしようという気持ちはあっても、結局は昨日のように、遊具小屋となる家を運んで頂くといった具合に、結果としては何もしない典型的な一人なのですが。
 さて、昨日、書くことをすっかり忘れていたことがありました。それは、昨日園庭に運ばれてきた家の中に、ずっと探し求めていた“昔ながらのリヤカー”も積まれていて、一緒に届いたということです。しかも、錆が落とされ、SLのような艶消しの黒い色が塗られレストア状態だったのでニヤニヤがとまりませんでした。遊具小屋を園舎建築した際にでた廃材で囲む作業をすることと同時に、リヤカーの床作りにも励まなければ。
2014年06月12日(木) No.1319 (園長日記)

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