Diary

長靴


憂鬱な梅雨の時期でも、幼い頃は大人となった今とは違い、誰でもウキウキした記憶があるのではないでしょうか?叱られることがわかっているのにわざわざ水たまりに入って靴の中をびしゃびしゃにしたり、おちょこ傘にして雨をためてみたり・・・。そんな子どもたちの雨の日の必須アイテムナンバー1といえば、大人になるとあまり履く機会がない“長靴”と言えるでしょう。しかし、このところの長靴は農作業に使うそれとは色合いも形も随分違いファッション性にも優れているせいか、最近では雨の日に若い女性が恥ずかしがる様子もなく長靴姿で闊歩する姿が見られるようになりました。これは、イギリス皇室御用達の某長靴メーカーの影響が大きいのでしょうが、こんな風に一気に女性に認知され長靴が広まったのはファッションを重視したい女性であっても、朝から足下が濡れることは気になっていたということなのでしょう。一方、僕の場合は仕事をする上で長靴は必要不可欠なもののため傷むのも早く、あっと言う間に長靴の用をなさなくなってしまいます。そんなわけで新たな長靴を買い求めたのですが、ちょうど翌日は朝から雨模様だったので、ズボンの裾や靴が濡れるのを避け長靴を履いて出勤。すると、気持ちが一気に子ども時代に戻り、いつもならよけて歩いていた水たまりの中をわざと歩いたり、落ち葉がたまって流れが悪い排水溝のふたの落ち葉をどかしたりしながらの出勤となりました。これに、レインコートがあれば鬼に金棒で傘なんていらなくなるのですが、それでは子どもたち以上に子どもになってしまいそうなので、我慢しなければ。
2014年06月10日(火) No.1317 (園長日記)

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