Diary

梅雨入り!?


明日は子どもたちが楽しみにしているマリンピア松島水族館への親子遠足の予定です。ところが、先週の晴天から一転し、今日はどんよりとした空模様になったと思ったら、例年より早く東北南部が梅雨入りしたということを知りました。こうなると、宮城県内は雨天時の遠足に適した施設が少ないため、明日の天気次第ではマリンピア松島水族館は遠足に訪れる子どもたちや保護者が集中し大混雑が予想されます。しかし、ここ数日お弁当のことを話題にしている子どもたちの様子を考えると青空のもと外でお弁当を食べられることが一番の理想ですが、最悪でも曇り空でいいので子どもたちの思いが叶うことを願うものです。
 さて、話は変わりますが、今日は宮城県保育協議会の保育研究発表大会に出席してきました。これまで何度となくこの研究発表に参加していますが、いつも疑問や違和感を覚えることがあります。それは、例年多くの研究発表のテーマ設定や仮説、研究計画に「〜させる」と言う言葉が書かれていることです。ということは、子どもの意思などお構いなしに大人が主導権を握り子どもを研究材料にして保育をいるように思えてしまうのです。当然、保育は子どもの成長を日々願いながら関わりますが、目に見える成果を求めて行っているのではなく、保育の結果として成長が見えるのだと思います。そういった意味からも、大人主導で「継続的に○○に親しませる」とか、「○○で思いやりを育てる」とい保育では、子どもの心は年中梅雨入り状態になってしまうのではないでしょうか?保育の基本は何よりも先に遊びであり、まずは子ども自身の心の中に楽しかったという遊びの経験があることが大切であり、それなくして大人が子どもに何かを求める保育はあり得ないのではないのではないでしょうか?!もちろん、子どものやりたいことだけをやらせればいいかと言うとこれもちょっと違うのですが…。何はともあれ、研修会の度に保育の奥深さや難しさを再確認させられます。
2014年06月05日(木) No.1314 (園長日記)

No. PASS