Diary

吉報


二週間くらい前になるでしょうか。帰宅するため、仙台駅を歩いていると、数年前の8月の園長日記に登場したCちゃん(以前勤めていた幼稚園で担任をした)にばったり会いました。当時、高校3年生だったCちゃんが今は某大学の3年生となり、社会福祉施設に勤められるように勉強に励み、間もなく実習に行くというのです。以前も書きましたが、すっかり大人になったにも関わらず、僕を覚えていてくれるだけでなく、恥ずかしがることなく話しかけてくれることに感謝と保育者冥利に尽きる思いです。
 さて、そんなCちゃんと同じクラスだったJ君から昨日、保育園に電話が入っていたのです。Y先生が園長が不在であることを伝えると、今日また電話をくれるというのです。数年前の冬に会って以来しばらく会っていないJ君がいった僕にどんな用事があるのかと思っていたのですが、お昼頃J君から電話が入りました。「○○先生ですか?こんにちは、K・Jです。お久しぶりです!昨日もお電話したのですが、先生にお願いがあって・・・。」「久しぶり!元気?電話があったこと聞いてたけど、どうした?何かあった?」と聞くと「実は、僕、結婚することになったんで、先生に結婚式にいらして頂けないかと思ってお電話したんです」「そう!それはおめでとう!で、いつ?何も予定がなければいいけど」「8月9日で場所は○○なんです。なので、招待状を送らせて頂きたくて・・・。」「わかった、じゃあ、スケジュールをよく確かめておくから」と返事をし、自宅の住所を伝え電話を切ったのですが、電話の内容を聞いていてくれたY先生が「園長先生、8月9日は“夏祭り”ですよね!?」というのです。ということは、J君からの招待をお断りしなければなりません。これまでも、幼稚園で一緒に苦楽を共にした後輩たちの結婚式に招待されお祝いをして来ましたが、様々な話題や思い出を提供してくれたJ君の結婚式となると後輩たちの結婚式とは意味合いが違うこともあり、欠席の返事をしなければならないことが残念でなりません。そして、入園から卒園というたった数年間、担任だったというだけの僕に声をかけてくれることに感謝するばかりです。現在、保育園で子どもたちと関わっている先生たちにも数十年後、子どもたちの吉報が届くことを願うものです。
2014年05月21日(水) No.1303 (園長日記)

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