Diary

お姉さんはどこ?


午前中のことです。3歳児H組のH君が職員室のバルコニーのところで、「ねえ、園長先生、さっきここにいた“おねえちゃん”どこにいったの?」と尋ねてきたのです。しかし、いったい誰のことを指しているのか分からないので「おねえちゃん?」と聞き返すと「うん!先生」と言うのです。そっか先生か!なるほど何とも適切な表現と思いつつも、当園は若いお姉さんの(だった!?)先生ばかりですので、どの先生のことを捜しているのか何とも分かりません。そこでH君に「あそこにいる○○先生は違う?」と話しかけながら園庭にいた何人かの先生を見てもらったのですが、いずれも「ちがう」との返事が返ってくるのです。そこで僕はようやっと気付いたのです。H君が探していたのは、きっとさっきまで一緒にカエルを探したり、捕まえたカエルを見たりしていたりしていた5歳児の女の子たちなのではないかということを。しかし、カエルを一緒に見ていた5歳児の子どもたちは既にその場にはおらず、H君が何故お姉さんたちを探していたのか真相は闇のまま。それではH君に申し訳ないので、念のために白い服を着ていた某お姉さんの先生にバルコニーに出てきてもらいH君に確認してもらったのですが結果は言わずと知れたこと・・・。それにしてもH君はなぜお姉さんを探していたのでしょう。気になって仕方がありません。
 話は変わりますが、例年この時期、柴田農林高等学校で野菜の苗を販売しているのですが、昨年度に引き続き今年度も5歳児M組の子どもたちに保育園を代表してもらい畑に植える苗(数種類)をバスで買いに行って来ました。ところ、いざが出発という時点で座りたい友だちがどうしても一緒になり座席を譲り合うのに一波乱。しかし、5歳児ともなると自分たちの目的が明確になっているため、“買い物にいけなくなる”とか“出発が遅くなる”ことは避けたいという思いがあり子どもたちから自発的に「ねえ、ここに一緒に座っていいよ」と誘ってくれたり「じゃあ、○○が別な所に行ってもいいよ」と言ってくれる姿があり、そんな子どもたちの様子に改めて成長を感じ、さて、次はどこに連れてってあげようかな!?そんなことを考えさせられました。もちろん、本当はバスに乗りたかったけど、見送りだけだった他のクラスの子どもたちもですが。
2014年05月15日(木) No.1299 (園長日記)

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