Diary

昭和から平成へ


先月末「昭和の日」を過ごしましたが、考えてみると人生の半分以上が平成時代を生きていることに気付きました。学生の頃、戦後、昭和も目覚ましい経済成長をしたことを学びましたが、平成はまだ昭和の半分にも満たないというのに発展を続けています。昨日、サッカーワールドカップ・ブラジル大会の日本代表が発表になりましたが、そのメンバーも平成生まれの選手が多いように、保育園で働いている保育者の多くが平成生まれとなり、ものの考え方など様々な面でジェネレーションギャップを感じたり時代に乗り遅れていることを感じたりすることもしばしば・・・。こんなことを感じるということは、若いつもりでもおじさんであることを自覚しなければならないのでしょう。
 さて、そんな発展目覚ましい平成の時代に、5歳児の子どもたちは、3歳児Yちゃんのおじいちゃんのご好意で、Yちゃんのおじいちゃんの田んぼで田植えをさせて頂きました。東北でも近年都会化が進み、最近、泥んこ遊びをする場所もなくなり、ましてや、機械で田植えをする時代、裸足で田んぼに入る経験など出来ない環境になってしまったのに、今日ばかりは誰にも叱られることなく、思う存分泥だらけになることが出来たので、子どもたちはとても楽しかったようです。しかし、こんなことをさせて頂けることも田んぼの一角を子どもたちのために提供して下さるYちゃんのおじいちゃんがいるからであり、そんなご好意に感謝するばかりです。何を隠そう、僕自身も昨年、初めて田植えを経験させて頂いたのですが、田んぼに入った途端、足の指の間を通り抜ける!?何とも言えない泥の感触が忘れられません。今日、子どもたちは田植えで汚れた体をお風呂できれいに洗ってもらっていることと思いますが、湯船に浸かりながら田植えの経験や泥の感触などに花が咲かせてくれていることを願うばかりです。秋の実りの時まで、時々、田んぼに苗(稲)の成長を見に出掛けたいと思います。
2014年05月13日(火) No.1297 (園長日記)

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