Diary

時間よ止まれ


E.Y○Z○W○の歌ではありませんが、GWを迎える前のこの時期、或いはGWの真っ直中にはたった数日間の休みでも「時間よ止まれ」そう言いたくなることがあります。以前、ドイツ人の友だちに夏休み期間はもちろんそれ以外でも「どうして日本人は毎日そんなに働くの?」とよく聞かれました。この言葉は、ヨーロッパではこれからの季節約1ヶ月ものバカンスを取り、家族や友人との時間を過ごすという生活習慣・文化があるからこその言葉なのでしょう。
日本人からすると3週間も4週間も職場を離れるなんて、とんでもないと思えてしまうのですが、彼らは夏休みに家族や友人と長い時間を過ごすことがただ楽しいだからだけでなく、それが結果として仕事の効率が上がることに繋がることがわかっているようなのです。たっぷり時間をとって休息し、旅行に出たり趣味を楽しんだりすることが心の充電になり、また、まったく違う環境で、初めての人と出会ったり、いつもと違う新しい景色を見たりすることで創造性が高まると言うのです。そして、バカンスが終わり職場へ戻る頃には、心がリフレッシュするばかりか、新しいアイデアや経験を身につけているので、それが仕事の効率を上げることになるというのです。そんな生活習慣・文化のない僕は一斉にみんながバカンスを取ってしまったら、経済が停滞してしまうのではなどと難しいことを考えてしまうのですが、取引先の方もみんな休むため仕事にならず、結局はみんながバカンスを取るということになるのでしょう。何とも羨ましいことのように思えるヨーロッパ人の思考回路。今週末から4日間連休となりますが、仕事を忘れられるような時間の過ごし方を心がけてみたいと思います。きっと無理でしょうが…。
2014年04月28日(月) No.1288 (園長日記)

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