Diary
花咲か爺さん
昨年の秋、子どもたちが先生たちと一緒に植えてくれたチュウリップがパンジーやビオラと共に冬の寒さや例年になく降り積もった雪の重みを耐え、園庭中央のケヤキの根元に彩りを与えてくれています。子どもたち自身、自分たちが植えたチュウリップがきれいな花を咲かせたことが嬉しくて、雨が降らない日には、小さなじょうろや砂遊びの道具で一生懸命に水をかけてくれていました。そんな子どもたちの姿を見ていると、常にきれいなものを身近に感じさせてあげたい、チュウリップやパンジーの花が終わってしまった後も彩りを保ち続けてあげようと思い、シバザクラをはじめ数種類の花を植えました。すると多くの子どもたちが「園長先生ありがとう」とか「きれいだね」とか「お水かけてあげようか?」と話しかけてきてくれました。先月、スウェーデンに研修へ出掛けた際、I○E○のデザイナーが「美しい、きれいを子どもが認識しているかどうか」が大切であるとおっしゃっていましたが僕もその通りだと思います。しかし、いくらきれいな花であったとしても、それが造花であったならば、子どもたちが摘んでくるタンポポや姫踊り子草といった花であってもそれに勝るものではないと思います。そんな意味からも、花に限らず、単に美しいだけでなく、子どもたちのcuriosityやcreativityを刺激する、本物(良いもの)に触れてもらえる環境(人的環境を含め)をしっかりと整えて行かなければ…。
2014年04月22日(火)
No.1284
(園長日記)
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