Diary

嘘のような本当の話


数年前の桜の開花時期、大河原町に隣接する柴田町の桜の名所、船岡城址公園の桜のつぼみが“鷽(うそ)”という鳥に食べられ花が少ない(咲かない)ということがニュースになりましたが、その、“鷽(うそ)”と思われる鳥が最近、保育園の桜の木にやって来ているようなのです。今朝も僕が出勤するころ既に「キーキー」という鳴き声があちこちの桜の木から響いているのです。幸いなことにつぼみを食べられた様子はなく見事な花が咲いていますが、このような様子は昨年の春になかったことですので、船岡城址公園を追われた鷽たちが新たな餌場を見つけたということも考えられます。とすると、今後きれいな桜を見られない。なんてことがないとは言えません。そうでないことを願うばかりですが、願ってばかりで何もしない訳にもいかないので、今朝は掃除をしながら箒でちりとり叩き大きな音をたてたり、手を叩いてみたりして追い払ったのですが、僕一人だけではほとんど効き目がなく、飛んで行ったと思ったら別な木に移るかすぐに戻ってくるかで、それこそ“いたちごっこ”といった感じなのです。ところが、子どもたちが園庭に出て遊び始めると、さすがの鷽たちもどこかへ飛んで行ってしまうのです。嘘のようですが、子どもたちの行動や声は一番効果があるようです。こんな鷽とのいたちごっこがいつまで続くことか分かりませんが、鷽が来なくなる頃、今度は散った花びらの掃除といたちごっことなることと思いますが、こうなると、鷽を追い払うのと、花びらの掃き掃除とどちらのいたちごっこがいいのか考えてしまいます。
2014年04月15日(火) No.1279 (園長日記)

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