Diary

白と黒だけでなく、赤もいますが…。


昨年の秋、園庭の中央のケヤキの木の周りに子どもたちが植えてくれたクロッカスが、ここ数日の暖かさに誘われて可憐な花を咲かせ始めました。このままの暖かさが続けば間違いなくアリたちが活動を始めることと思います。このアリたちの活動は花と同じように春を知らせてくれることで嬉しいことですが、単純に喜べない場合があります。それは“シロアリ”の活動です。
 実は昨年の秋、園庭にある卒園記念の二階建ての家の点検をしていた時、基礎の角材の一部分がそのシロアリにやられそうになっていることに気づき慌てて対処したのです。しかし、一度味をしめた彼らが、簡単に食事を諦めるとは思えないのです。有名な童謡「やぎさんゆうびん」のように白ヤギと黒ヤギたちが手紙を食べてしまう程度ならいいのですが、シロアリの場合、建物に害を与えます。そして、そもそも、アリと名前は付いているものの黒いアリや赤アリたちとは違う昆虫・生き物なのです。ということは、童謡のヤギたちのように黒や赤いアリに手紙を出し合い仲良くしていることはなさそうですが、もし何らかの手段で会話や手紙のやり取りをしていて、しかも、その内容が童謡“おつかいありさん”のようだったら大変。暖かくなって本格的に活動する前に基礎の角材を再確認しなければ。そして、確認をした後、黒でも赤でも白でもなく、僕が青くならなければいいのですが…。

  「♪おつかいありさん」
 1
  ありさんのおはなしきいたかね
  ちいさなこえだがきこえたよ
  おいしいおかしをみつけたよ
  となりのおうちのおにわだよ
 2
  ありさんのおはなしきいたかね
  ないしょのこえだがきこえたよ
  おおきなもものみみつけたよ
  みんなでなかよくたべにこい

2014年03月26日(水) No.1265 (園長日記)

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