Diary


今日は、第66回目の卒園式でした。今年度の5歳児クラスを象徴するかのように保育園生活最後の“晴れの舞台”(卒園式)が晴れではなく雨が降り、また、N組ではインフルエンザのために欠席しなければならない子どもたちが複数いるという少々寂しさが残る式でした。それでも、練習とは違いたくさんの保護者、来賓、職員に囲まれ、緊張する雰囲気の中、前日まで「恥ずかしいからみんなの前では証書をもらわない」と言っていたN組のYちゃんを含め、子どもたち一人ひとりがしっかりと卒園証書を受け取り、お祝いのメッセージを聞き、反対に自分たちのメッセージを保護者の方に伝えるなど、ほぼ2時間もの間頑張り通すことが出来ました。思えば一人でトイレに行くことや歩く事はもちろん、毎日泣きながら登園した子どもたち、また、公立保育所で長く生活してきた子どもたちにとっては新たな環境や保育方針に戸惑いをもったであろうに、そんな事を感じさせることない立派な姿に改めて子どもたちの成長と安心して小学校へ送り出せるという確信を持ちました。
 次第の終盤、担任である両M先生たちから子どもたちへのメッセージでは、例年であれば保護者の方々が涙に咽ぶ場面なのに、M組のM先生から子どもたちへ手紙で、これまでの卒園式ではここまではなかったというくらい、M組のほとんどの子どもたちが嗚咽を漏らして号泣し、そんな子どもたちの姿に保護者はの方々は泣くどころか笑い声をこぼすシーンがあるなど、僕にとっても心(記憶)に残る卒園式となりました。卒園式が終わっても登園する子どももいますが、それでも残り一週間、思い残すことなく保育園生活を満喫してもらいたいと思います。
 最後に雨の中、子どもたちの門出を祝うためにいらして下さった来賓の方々、保護者の皆さんに御礼申し上げると共に、子どもたちを卒園まで導いてくれた先生たち、特にN組・M組の担任である両M先生に心から感謝し、これまでの苦労が報われるように祈ります。本当にありがとう!!!!
2014年03月20日(木) No.1262 (園長日記)

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