Diary

浦島太郎


長いようであっという間の研修を終え無事帰国しました。この季節の北欧のイメージを皆さんにお聞きすると、きっと多くの方が“寒い”という答えを返して下さるのではないでしょうか?!
 ところが、今年のスウェーデンやデンマークは異常気候のようで、例年であればまだまだ寒く残っている雪はどこを探しても見当たらず、凍っているはずの川や湖の氷も融けていていました。デンマークの公園ではクロッカスが咲き春を思わせる光景が広がっているのに驚き、お散歩をしているおじいさんに道を聞きながら話をしたところ、「ことしは特別暖かく、その中でも今日は暖かい。まるで夏が来たかのようだと笑っていました」一方、日本はといえば、どちらが北の国なのか分からないほど寒くびっくりでした。
 さて、海外研修に限らず数日間保育園を留守にするということはとても大変ですが、それが海外となるとなおさらで、帰国後にその間の新聞をチェックするのが大変です。以前と比較できないほどインターネットが進んだとはいえ、地域によってはまだまだ十分とは言えないのも確かで、日本で何が起きているのか情報が入らず“浦島太郎”になった気分です。明日、東日本大震災から3年目を迎えますが、あの日の記憶だけは忘れることなく、しっかりと記憶にとどめるだけでなく、伝え続けていかなければならないと思います。


















2014年03月10日(月) No.1254 (園長日記)

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